Home > 200705

200705

陽気なギャングが地球を回す

陽気なギャングが地球を回す プレミアム・エディション 陽気なギャングが地球を回す
大沢たかお (2006/10/25)
ジェネオン エンタテインメント

この商品の詳細を見る

伊坂幸太郎の原作。
原作の方は未読なんだけど,伊坂作品の特徴が共通するのであれば,どう映画化するのかなぁ,という興味があった。

人間嘘発見器(大沢たかお),演説の達人(佐藤浩市),スゴイ運転技術と正確な体内時計を持つ女(鈴木京香),スリの達人(松田翔太)という4人で銀行強盗をする話。
一度はうまくいくんだけど,盗んだお金を覆面の何者かに強奪されて,その後モニャモニャと,いろんなエピソードが絡んでくる。


結論から言うと,スペシャルドラマを見たと思えば,そんなに悪くないかな,と。
映画としてはちょいとキツい。

もちろん,面白いドラマもつまらん映画もあるし,ドラマ<映画と言っているわけではないが。
少なくとも,チケット代払って見に行かなくてよかったと,レンタル代ですんでよかったと。
そんな感じである。

キャストもなかなか豪華なのに,もったいないね。

映画化をするにあたっては様々な工夫が必要だと思うのだ。当たり前だけど。
この作品であれば,色んなエピソードをうまく絡ませる工夫だったり,時間軸を調整する工夫だったり,独特の空気感を表現するための工夫だったり。

この映画では,そんな工夫をしようという意図が見えてこなかったのが残念。

ともあれ,原作は面白いんじゃないか,という期待を抱くことはできたかな。


BERNABEU TOUR 2

ということで,ロッカールームからピッチに出てきた。
まさしく選手が入場するところから。
最初の入場が気にくわなくて,格好いい入場シーンを実現すべく,何度か出たり入ったりしていたら,周りの人たちから笑われた。
アホさ加減は万国共通で伝わるらしい。


ピッチ

さすがに,フィールド内には入れないので,ギリギリの所から撮影。
せっかくなので,ちょいと芝に触ってみたら,「ピピッ」と口笛で怒られた。
「わしゃ,犬か」と思いつつも,それが警備員さんのお仕事。
ベルナベウの芝に触れたのは貴重な経験である。


コーナーアーク

コーナーアーク。
ボールを置く場所の芝が削れているのがわかるかな?
ここからフィーゴとかベッカムとかがボール蹴って(た)んだよなぁ。
彼らと同じ場所に立てた,これもまた貴重な経験。
それにしても芝生の緑が綺麗だなぁ。


電光掲示板

これ,何でしょうか?
そう,広告とかを映し出す電光掲示板。
ちっちゃな電球がたくさんはめ込んであった。


ゴール裏

ゴール裏。試合の無い時にはネットは片付けるのね。
ここもまた,試合の日は熱血ゾーンになるんだろう。
ゴールキーパーのカシージャスはこんな所に立ってるんだなぁ。
普段は鳩がフォーメーションを組んでいるらしい。クルックー。


おじいちゃんと少年

そんなこんなで,動ける範囲は探検し尽くした,が,まだここにいたい。
でも,午後には予定が入ってるんで,後ろ髪を引かれる思いでピッチを後にする。
もう一度振り返ると,おじいちゃんに連れられて子供も見に来ていた。
欧州では,特定チームに対して,親子何代かに渡ってのファンがいると聞くが,こんな感じで受け継がれていくのかもね,と実感。

短い時間ではあったが,良い経験だった。
すっかり満足したボクはその後,「もう日本に帰ろうよ」と言ってたとか言ってなかったとか。

BERNABEU TOUR 1

ということで,いよいよベルナベウ・ツアーが始まった。
最初,いくつかの注意を受けた後,本格スタート。
パンフレットに載った順路に沿って,自由に動けるとのこと。

スタンド上段から

まずはエレベーターに乗って,スタンド最上段へ。
ピッチを目の当たりにしているものの,まだ現実感が無い。


スタンド

観客席はこんな感じ。
試合のある日はここが埋まるんだよなぁ。すごい歓声なんだろうなぁ。
ここから先へは行くな,と注意を受けていたのだが,興奮した欧米人が「キャーッ!」と走り出していた。もちろん怒られてたけど。


ロイヤルボックス

続いて,ピッチ横の観客席におりてきた。
ここはロイヤルボックス。表彰式もここで行われるらしい。
皆さん笑顔。
しかし,ピッチが近い。試合の日の迫力はすごいだろうなぁ。


ロッカー

ここは,ロッカールーム。
アウェー側の限定ではあるが,こんな所にも入れるのだ。
あぁ,ここでロナウジーニョとか,デコとか,トーレスとかが着替えるんだなぁ。
もちろん座りまくりの触りまくり。


とひれ

これも,もちろん必要。トイレ。
さすが銀河系軍団って感じのデザイン(ホントかよ?)。
ジャグジー付きのシャワールームもあった。
あぁ,ここでロナウジーニョとか…(以下略)。


ピッチへ

そして,ロッカールームからピッチへ。
試合前の緊張感を持って,選手達がここを歩くのだ。
かなりピンボケだけど,LOMOだからね,と自分の腕前は棚に上げておく。

次回,ついにフィールドに立つ!
ということで,次のもう1回だけ,ベルナベウの思い出に付き合って下さい。
(続く)


地下鉄で向かったのは…

マドリードに行ったときの事。
この日は,午後からは予定が入っていたものの,午前中はフリー。
となれば,貴重な時間を有効に使うべく,動き出すのは当たり前。
早速出発した。


地下鉄

地下鉄ホーム。
無機的な雰囲気が漂う。

ちなみにその夜,仕事を終え,街に繰り出そうと思って,同じホームの入り口を覗いたのだが,
見るからに危なそうな方々がうじゃうじゃいらっしゃる模様。
「こらイカン」と思って,速攻逃げた。
後から聞いたら,「夜は地元の人も地下鉄は避けます」だって(アホな旅行者…)。

けど,これは朝のこと。
ホームにいるのは普通?の人々で,危ない空気はほとんど無かった。


電車着いた

降り立ったのはこの駅。
旅立つ前から,ここに来る事を密かに企て,チャンスを窺っていたのだ。
とはいっても野望だけで,なんの下調べもしていなかったのだが…。


興奮

地上に出ると,早速あったーっ!
外側はこんなふうになってるのかぁ。
かなり興奮が高まった。


べるなべ

そう,ここにそそり立っているのは,「エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウ」。
レアル・マドリーのホームスタジアム!
ラウルを始めとする素敵なプレイヤー達のホームスタジアム!
アウェーの選手も考えれば,リーガ・エスパニョーラのすげぇ選手達が,ここで熱くも華麗なプレーを繰り広げているわけだ。

しかし,無計画で来ているので,これからどうするか考えねば。
さすがに,選手がひょっこり現れる(そんなことあるのか?)のを待つわけにもいかないし。

まじでか!

そんなこんなで,何か無いかと周りを徘徊していたら,こんな電光掲示板が目に入った。
Bernabeu tour? Tickets available?
MA,MAJIDEKA!
てか,調べてから来いよ!

ということで,チケット(9ユーロ)を買うのももどかしく,ベルナベウに潜入したのだ。

(長くなったので,続く)

幻夜/東野圭吾

幻夜 幻夜
東野 圭吾 (2007/03)
集英社

この商品の詳細を見る


白夜行の続編,になるのかな?
リンクしているところが散見されるものの,明言はされていないので確実ではない。
少なくとも,「姉妹作」ということは言えるだろう。

出版社/著者からの内容紹介
幻の夜を行く男と女。息もつかせぬ傑作長編!
阪神淡路大震災の直後に、出会った男と女。
男が犯した殺人を知る女は、彼を徹底的に利用し、野心を実現していく。
だが彼女にも恐るべき秘密が。
名作『白夜行』の興奮が再び!

ってことなんだけど,前作を超える,もしくは同様,とは言い難い。
やっぱ,続編ってのはトーンダウンしがちだよね。

でも,やっぱり話の作り方がとっても上手で,面白い作品だと思う。
「この女(失礼),こえーっ」って感じ。
これは「白夜行」よりも強いなぁ。

ネタバレ要素は右下にしまい込みます。

Continue reading

木更津キャッツアイ ワールドシリーズ

木更津キャッツアイワールドシリーズ 木更津キャッツアイワールドシリーズ
岡田准一 (2007/05/02)
メディアファクトリー

この商品の詳細を見る


☆映画の内容について全く知りたくない方はご注意下さい。
☆あらすじ(さわり)と感想程度で,ネタバレはほとんどないと思いますが。
☆本シリーズ未見の人には,不親切な内容になってると思われますが,ご容赦を。


やっぱり木更津キャッツアイは良い!
この独特の世界観,キャラクター,ストーリー展開。
いずれも文句なし!もう,細かい事は関係なし!って感じ。

ぶっさんが死んでから3年後のお話。
キャッツのメンバーはそれぞれの人生を生きている。
けれど皆心の中では,ぶっさんと,ちゃんとお別れできなかった事がひっかかっている。
そんな時,バンビが聞いたぶっさんの声,“If you build it, he will come”

えっ!?何作んのよ? ・・・ヘルス?

ということで,木更津キャッツアイのドタバタが始まる。
ぶっさんはホントに帰ってくるのか?
キャッツのメンバーは,ちゃんと「ばいばい」を言うことができるのか?

ってなお話。

何よりも,このシリーズに共通する,伏線たっぷりの構成(バレ気味なのも含めて心地よい),
そしてドタバタ感とシリアス感のミックスが良い。
笑いの一方で,成長することや,現実との対峙は回避できないことが描かれているし,
親子の関係にも感動。

ただ1つ残念といえば,これでホントに終わりということ。
でも,この辺で終わるのがベストなんだろうなぁ。

うん,わかったよ。
ばいばい。
寂しいけど。

ともあれ,このシリーズが好きな人には,色んな意味でたまらん一本だろう。
そして,これを機にDVD借りて,ドラマから見始める人は幸せ。

生きている/佐内正史

生きている 生きている
佐内 正史 (1997/04)
青幻舎

この商品の詳細を見る

佐内正史の写真集。
購入したのは結構前だけど,最近また眺めていたので記事にしてみようかな,と。

この人の作品に初めて触れたのは,さよならストレンジャー / くるりの歌詞カード。
何気ない風景なのだけど,なんだか懐かしかったり,とても優しかったり,一枚一枚の写真にジーッと見入ってしまう感じ。
正直,そこまで写真に見入ってしまった経験というのが無かったので,衝撃を受けたのだ。

で,買ってみたのがこの写真集。
考えてみると,写真集ってのを買ったのは,これが初めてだった。
宮沢りえのヤツも管野美穂のヤツも買わなかったのに,って,それはまた別か。
別じゃないか?まぁ,どっちでもいいか。

街角,車,アパートのドア,庭で水やりをする人,標識,グラウンド。
こんな何の変哲も無い風景。
でも,なんか,すごく,いい。
いつまで見ていても飽きない。

ボクがヘタクソな写真を撮り始めた最大の動機はこの人の作品に触れたことなのだ。
いつか,人の心を動かすような写真が撮れたらいいなぁ。

また脱線が始まってしまったので,その辺は右下にしまい込みます。


Continue reading

イビチャ・オシムのサッカー世界を読み解く/西部謙司

イビチャ・オシムのサッカー世界を読み解く イビチャ・オシムのサッカー世界を読み解く
西部 謙司 (2007/04)
双葉社

この商品の詳細を見る


サッカー好きな日本人のおそらくほとんどが注目している人物,イビチャ・オシム。
ボクも,「日本のサッカーを「日本化」する」という言葉に大いに期待している1人だ。
けれど,オシムのやろうとしていることを理解しようとするととても難しい。
そもそもサッカーというものが,シンプルに捉えようとすればどこまでも簡単だし,複雑に捉えようとすればどこまでも難しいものなのかもしれない。

本書では,オシムがジェフユナイテッド千葉・市原を指揮していた時代の21試合をとりあげて,各試合にキーワードを与え,詳細な試合レポートと分析・考察をおこなっている。

日本では,自分も含め,観客の「見る目」が育っていないように思える。
その原因としては,そもそも野球のようには根付いていないとか,スター・プレイヤーに興味が集中しすぎであるとか,テレビ中継(主に代表戦)での解説が稚拙であるとかが挙げられると思う(解説者というより,ニーズの問題だろうけど)。
まぁ,楽しく見られれば,それでいいんだけど,深く見ることができれば楽しさは増すし,観客の目が肥えることは日本サッカーの発展にもつながるんじゃないかなぁ。

本書のような「試合を見る目」が養えるような作品がもっと出てくればいいのに,と思う。
さらに,もっと気軽に楽しく読めたり見られたりするようなものがあっても良い。
龍時 01-02 / 野沢 尚(←野沢さん,途中で終わらんといてくれ!)とか悪魔のパス 天使のゴール / 村上 龍などは,エンターテイメント性とサッカーを伝えるということの両立を目指した作品だと思うが。
あ,マンガでは,U-31(1) / 吉原 基貴、網本 将也 他が秀逸。

ともあれ,本書は,サッカー好き(ジェフ好きはもちろん)にはなかなか楽しめる作品だと思う。
イビチャ・オシムのサッカーが理解できるわけではないが,少なくともいくつかの「視点」を得ることができる。
事実,読んだ後に見たJリーグの試合は,今までとは違った見方ができた。
サッカー好きがサッカーをさらに楽しむことを助ける一冊だと思う。

時生/東野圭吾

時生 時生
東野 圭吾 (2005/08/12)
講談社

この商品の詳細を見る


連休,実家に帰省中。
帰りの飛行機の中で読んだもう一冊。
読んだ本についてアップすんのは久しぶりだなぁ。


グレゴリウス症候群という病に冒された息子の時生。
残された時間は少なく,最期の瞬間は目前。
生まれてくる時,既にその病は予期されていた。
時生は「生まれてきて良かった」と思っているのだろうか?という疑問。

その時,父親の拓実は過去の事を妻に話し始める。

拓実は,妻と出会う以前に時生に会っていた。
時生と出会わなければ今は無かった。
口先ばかりの人間だった拓実を導いたのは息子の時生。
そして妻も…。

描かれるいくつもの親子関係。
時生は拓実をどのようにして導くのか。
そして,時生は自分の人生をどう思っていたのか。

自分の境遇に不満を言うだけの拓実に,登場人物の一人である竹美が言う言葉が印象的。
「人は手持ちのカードで勝負するしかない」「あんたの手持ちはそう悪くない」(大意)

重いテーマを抱えてはいるが,とても爽やかな作品。
途中で感動箇所多数。
号泣ではないけど,ホロッと来そうになる。
最後のセリフでは鳥肌必至だと思う。

赤(ルージュ)・黒(ノワール)―池袋ウエストゲートパーク外伝 /石田 衣良

赤(ルージュ)・黒(ノワール)―池袋ウエストゲートパーク外伝 赤(ルージュ)・黒(ノワール)―池袋ウエストゲートパーク外伝
石田 衣良 (2001/02)
徳間書店
この商品の詳細を見る

↑これは単行本。読んだのは文庫だけど,写真が無かったんで...

実家に帰省する飛行機で読んだ一冊。

池袋ウエストゲートパーク(以下,IWGP)の外伝とのこと。

主人公は30過ぎのあんまり冴えない映像作家の小峰。
ギャンブルにハマった挙げ句,裏カジノの売上金を狙った狂言強盗にまで加担する始末。
それでも,成功すれば10分間で1千万円が手に入る。

しかし,そこで奪った総額1億4千万円は横取りされ,
小峰の犯行はカジノの元締めであるヤクザにもばれる。
1千万円の手取りのはずが,5千万円の借金(=今後の人生を売り渡す事)になる。

そこで小峰は最後の賭けとして,ヤクザ相手に取引をもちかける。
強奪犯を見つけ,金を取り返せば,自由と謝礼の1千万円を手にできる。
見つからなければ,一生,ヤクザの下働きで過ごすことになる。

IWGPでおなじみの「サル」をパートナーに小峰の犯人捜しが始まる。
犯人をどうやって見つけるのか,1億4千万円をどうやって取り返すのか?


ぶっちゃけると,特に退屈することもないが,目を見張るような事もないお話。
また,全体を通じて,「うまく行き過ぎ」感が強い。
お話である以上,これは常につきまとう問題だと思うけど,気になる。
ついでに言うと,IWGP外伝である必然性を全く感じない。
そこでストイックになり過ぎずに,もう少しおなじみの登場人物を出して動かせば良かったのに。

でもまぁ,石田衣良らしい,軽快な言葉とストーリー展開のお話なので,
気軽にある程度楽しく読める,という点では良いと思う。

Home > 200705

Recent Comments
Recent Trackback
Search
Meta
Links
Feeds

Page Top