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20080701

蒲公英草紙−常野物語 / 恩田陸

080701

080701 19:54 @Nara

おおぅ・・・。
もう下半期のはじまりかぁ。
時が流れるのは本当にはやいぜ。

−−−

蒲公英草紙−常野物語 (集英社文庫 お 48-5)蒲公英草紙−常野物語 (集英社文庫 お 48-5)
(2008/05/20)
恩田 陸

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出版社 / 著者からの内容紹介
舞台は20世紀初頭の東北の農村。旧家のお嬢様の話し相手を務める少女・峰子の視点から語られる、不思議な一族の運命。時を超えて人々はめぐり合い、約束は果たされる。切なさと懐かしさが交錯する感動長編。

光の帝国−常野物語という短編集で,常野(とこの)一族という共通軸で,いくつかのエピソードを展開し,その世界観が示された。
超能力を持ちながら,ひっそりと暮らしている一族のお話。
あ,これだけ書くとなんかアホみたいだ。
が,「光の・・・」は面白かったのだ。
それぞれの話が基本的に独立した短編集だから,断片的な情報しか与えられないのだが,十分に。

「蒲公英・・・」は,その中のひとつのエピソードを掘り下げた長編。
ここで登場する能力は「人をしまう」能力で,
地方の大地主を中心とした人々,そして「常野の人々」をめぐるお話が展開する。

大地主の娘が,美しく聡明だけれど病弱,というよくあるパターンではある。
が,その娘の描き方がとっても上手で,とっても魅力的。

面白い部分も感動する部分もある。
が,
んー。
ちょっと不完全燃焼な読後感。

この人の本は,ここで挙げた2冊しか読んでないからよくわからないのだが,ちょいと違和感が残るのだ。
「光の・・・」でもそれは感じた。
たぶん,作者とボクの間で,考え方が根本的に合わない部分がある。
話のコンセプトだとか,流れだとか,エピソードにキャラクター,そんなのは結構好きな部類。
だけど,イヤーな気分になる所があって,そこが不完全燃焼感や違和感の源泉になっているのだろう。
そこを突っ込んで考えても全く意味が無いと思うので,さらっとスルーしとくけど。

ま,ぶっちゃけ,「光の・・・」の方が好きではあるが,これも,まぁ,面白いといえる本。
他のエピソードも展開していくことだろうから,またそれを読んでみよう。

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