- 2007-05-21
- ホン
![]() | 幻夜 東野 圭吾 (2007/03) 集英社 この商品の詳細を見る |
白夜行の続編,になるのかな?
リンクしているところが散見されるものの,明言はされていないので確実ではない。
少なくとも,「姉妹作」ということは言えるだろう。
出版社/著者からの内容紹介
幻の夜を行く男と女。息もつかせぬ傑作長編!
阪神淡路大震災の直後に、出会った男と女。
男が犯した殺人を知る女は、彼を徹底的に利用し、野心を実現していく。
だが彼女にも恐るべき秘密が。
名作『白夜行』の興奮が再び!
ってことなんだけど,前作を超える,もしくは同様,とは言い難い。
やっぱ,続編ってのはトーンダウンしがちだよね。
でも,やっぱり話の作り方がとっても上手で,面白い作品だと思う。
「この女(失礼),こえーっ」って感じ。
これは「白夜行」よりも強いなぁ。
ネタバレ要素は右下にしまい込みます。
展開は白夜行と似たような感じ。
キャラクターやエピソードが違うだけとも言える。
だが,白夜行が,紆余曲折はあるものの,「2人」の話であったのに対し,本作は「1人」の話である。
2人の視点からは一切語られない事が白夜行の面白さだったわけだが,本作では心情が描写されないのが1人だけだっていうのが明確なので,結末もなんとなぁくわかってしまうという展開。
ラストのたたみ掛けも,イマイチ物足りない感がある。
関連して,前作では「愛情」的な要素が散りばめられていたが,本作にはほとんど無い。
硬質な,プラスティック的な,そんな感じ。
主人公の美冬が整形をした後の描写でもその感じが強く助長される。
白夜行で使わなかったアイディアを使いたかったのかな,とか,前作とのリンクを折り込むことで,読者に考える余地を与えながら,スケール感を出すのも狙いだったのかな。
なんていう邪推をしてしまわんでもない。
けど,3部作の構想らしいし,本作の主人公である美冬が,前作の「あの人」であるのならば,素敵な完結編になるかも,と期待できる。
キャラクターやエピソードが違うだけとも言える。
だが,白夜行が,紆余曲折はあるものの,「2人」の話であったのに対し,本作は「1人」の話である。
2人の視点からは一切語られない事が白夜行の面白さだったわけだが,本作では心情が描写されないのが1人だけだっていうのが明確なので,結末もなんとなぁくわかってしまうという展開。
ラストのたたみ掛けも,イマイチ物足りない感がある。
関連して,前作では「愛情」的な要素が散りばめられていたが,本作にはほとんど無い。
硬質な,プラスティック的な,そんな感じ。
主人公の美冬が整形をした後の描写でもその感じが強く助長される。
白夜行で使わなかったアイディアを使いたかったのかな,とか,前作とのリンクを折り込むことで,読者に考える余地を与えながら,スケール感を出すのも狙いだったのかな。
なんていう邪推をしてしまわんでもない。
けど,3部作の構想らしいし,本作の主人公である美冬が,前作の「あの人」であるのならば,素敵な完結編になるかも,と期待できる。
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Comments:4
- 可憐 URL 2007-05-21 (月) 16:14
私は、これ図書館で借りて読んだの。
確かに、「白夜行」に比べると、スケールが違うよね。
東野さんにしてはってことだけど。- Chris URL 2007-05-22 (火) 11:09
え、3部作だったんですか?ロード・オブ・ザ・リング?
もしくは、おきて破りのエピソード4〜6でしたぁ、みたいな?
そんでもって、10年くらいあとに、いきなりエピソード1〜3があります、って風?みなさまの感想が微妙で。
ウムムム……読むべきか、読まざるべきか……それが問題……なのだぁ。
PS 前作の「白夜行」って、天童荒太の「永遠の仔」にストーリー似てましたよね。- Nah. URL 2007-05-22 (火) 14:35
可憐さん,こんにちは。
確かに,「東野さんにしては」ってのは重要ですね。
いい作品の次ってのは難しいもんでしょうね。- Nah. URL 2007-05-22 (火) 14:41
Chrisさん,こんにちは。
解説によれば,3部作の可能性大,みたいな感じです。
本作が布石で,最後にドーンと来るのであれば,読まざるを得ないと思いますけどねぇ。
発表される(であろう)完結編(だと思うけど)に期待ですわ。
天童荒太って良いんですか?
ボクはなんとなく食わず(読まず)嫌いで読んだことないんですよ。
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